言語は現実をシンボル、記号化したもの。
意味という抽象の世界。
だからして絶対イジれない現実を、その記号で存分に弄ぶのがモノカキの醍醐味の一つだとも思っている。
小難しい書き方だけどつまりは、こうだったらどうだろう、やこうだったらいいな、
なんてこの世にないから思うささやかな願いの具現化アイテムが、
文字だ、ということだと。
飛べないペンギンに空を飛ばせることから始まり、
青を赤く見せることも、
もっとごっそりミューテーションに、
言わずもがな漂わせるメタファとか。
CG全盛の現代であり、視覚が八割をまかなう脳みそを持ちながらも
映像化できない抽象、意味のマジックだって忘れたくないなと。
というかこれが出来たら上級じゃなかろうか。
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