仕上げ(ヘッダー、ページを入れる)




うお、しゃぁぁぁあッ!
書いた。
書きまくった。
今のオレにはこれ以上、無理だ。
むしろ限界突破したくらいやり尽くしたぜ。

というところまで仕上がり感が極まったところで、
ついに印刷への前準備にかかります。

ホントを言うと軽く下読みしてくれる第三者がいれば、ここでさらに完成度は増すのだろうけど、いないので数日、寝かして、頭をまっさらに戻してから読んでの手直しを繰り返し、最終的にNRは自己満足で完遂しました。
おられる方は是非ともダブルチェックを!

さて、中とじ本だと最大で1冊に必要な紙は、ホッチキスの限界の10枚。
まだ扱いやすいです。
しかし今回、平とじは1冊およそ80枚。
初心者にはオニの枚数が待っています。
ということで印刷後、

1)とんだアクシデントにも対応できるよう(←まずココ)、
2)読者の皆さんにも親切に、
3)そして本屋に並んでいる本により近づけるため、

『ページ数』を入れることにしました。
(中表紙や目次、奥付に小見出しへはつけていないよ)

この時、小見出しのページが奇数になっていることを確認。
(漫画の扉絵仕立てにしたかったため)
中とじの場合、総数が4の倍数であることを確認。
(白紙ページの連続を防ぐため)

また複数の小見出しからなる作品は『小見出しをヘッダーへ記載』しました。

さてお立合い。
当たり前ですが全ページ、同じ位置に文字入れをしてはいけません。
模擬として作った平とじ本へ間違えて配置してしまったNRだからこそ言います。
開いてびっくり、あっちょんぷりけー、にならないために、
見開きで左右の端に来るように配置します。
ふつーは。
この全ての穴に落ちる、あんぽんたんめ。
ということで、

奇数ページは 『左』
偶数ページは 『右』

へ配置しましょう!
面倒な場合はいずれも『中央』を設定すればいいけれど、
乱丁防止の一環とし、まず見た目でぱっと間違いが分かるよう
振り分けました。

次に、本文の位置をば調整。
中とじの場合、薄いのでさほど気にならりませんでしたが、
厚みの出る平とじの場合、開いたときの中央部分、
綴じてあるところは紙面がたわむため、
ここに文字があるとぐっ、と開かなければならず読みにくいです。
本も傷みやすい。
(素人手作りなので作った本人がヒヤヒヤする)
なので文章全体を外側、ページ数を配置した方へ移動させます。

この綴じる側、広くとった部分の幅を『ノド』というらしいです。
反対側、ペラペラめくる方を『小口』というらしいです。

分厚さにもよるけれど、先人の記述を見たり印刷屋さんの発注仕様を読んだりする限り、ノドは5ミリ程度が基準となっている様子。
行数を変えず取れる左右余白のギリギリ、

ノド余白 17ミリ+6ミリ
小口余白 17ミリー1ミリ
(実際はノドをもっととった方がよかったため、次作では行数を1行減らしています)

に設定。
もちろんこれも、全て同じ方向に余白をとってはいけません。
(ええ、試作では、やらかしましたとも!)
ページ数同様、互い違いに設定する必要があります。

奇数ページは 『右が広い』
偶数ページは 『左が広い』

NRは

・文章をコピーして2ファイル作り、
・本文右寄せバージョンと、
   左寄せバージョンを作りました

ふははは、ようやく形に!
深夜の作業なら、もれなく不敵な笑いを放って
また次回。

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★★
ページ数入、ヘッダーの小見出し入力位置
 奇数ページ・・・左
 偶数ページ・・・右

本文位置
中とじ
 中央配置
平とじ
 ノド側余白 23ミリ
 小口側余白 16ミリ