物語は物語であって、説明じゃないよ、ということ。
説明することを物語る、とは言わないよ、ということ。
なんだか読んでて眠いなぁと思えば、
もちろん好みによるところも大きいとは思うけれど、
そんなことによく気づかされる。
理解できただけで気持ちが入らない。だから興奮もしないし、おかげでさほど興味もそそられないという、ふーん……、みたいな冷めたアレ。
そんなオハナシに感じるのは、
読み方が一つでないと機能しない「説明」のように、
読み手は拒絶されてるなぁ、という感覚だったり。
理解してもらうことは最低限、必要だけれど、
本当は、全てを理解できなくても伝わってくるナニカを求めて、
読みやしないか? と思ってる。
でなければ「感動」なんて曖昧な言葉で評価しないハズだし。
(逆に、なにも伝わってないので「感動」なんてあいまいな言葉でごまかされていたとしたら、致命的だけど)
物語は説明じゃないよ。
余地ない過剰な整然さは逆効果だよ。
おいらはそう、感じてる。
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